April 29, 2004

ブラザー達よ、起きろ!!!!

マーティン・ルーサー・キング牧師がどこかで見ていたら
彼の死後に起きた数々の社会変化に驚くだろう。
公民権運動によりアメリカは驚くべき変革を遂げた。
しかし彼の暗殺後、悪化の道を辿る現在の黒人社会の一現象に対し
キング牧師は間違いなく落胆するであろう
:刑務所に留まる黒人男性のの比率だ。



1954年に黒人囚人は全囚人数の約30%を占めた。
(ワシントン所在の代替刑宣告を唱える組織「宣告プロジェクト」の統計による)
キング牧師の亡くなった年1968年にはその数字は35%から40%に増加した。
現在、黒人犯罪者は全刑務所入所数の内約半分を占める。
公正統計機関の人口統計学者アラン・ベックによると、20歳から34歳の全ての黒人男性の約12%が拘留中であるという。
ベック氏は約三割の黒人男性が一生のうちに一度は投獄されると推測している。
その息を呑む数字の裏に黒人社会そのものの死が映し出されている。
彼らの多くは家族をサポートする父親であるべきであり、夫になるべき男達なのだ。
これらの事実は当然黒人の若者達の「投獄」への恐怖を駆り立てるはずだと思わないだろうか?!
ところが悲しいことに刑務所の影響は多くのポピュラー文化に−貧しい黒人コミュニティー内の誰もが通る道であるかの如く−音楽やファッションを通して反映されている。
ラッパーをはじめその他大勢の若者達の好むウエストからずり落ちるブカブカのズボンの着方は刑務所文化の適応である。
犯罪者は逮捕後、看守によってベルトを外される。そして、そのためにスボンがずり落ちる。
これこそが現在の若者の多くが見習うスタイルなのだ。

若者達が刑務所の慣習をまともな行為として受け入れる様な団体が一体どんな主流を築くというのか?
犯罪によって汚名をつけられた男達を生み出すそのコミュニティーが一体どうやって生き残り栄えていく望みを持てよう?
黒人社会に与えられたこの最も重く圧し掛かる問題を前提にして、キング牧師の責任を受け継いだ人々は黒人の若者の犯罪率減少に彼らの時間・労力の限りを献身的に尽くしていると思うのが常識だろう。
しかし、ジェシー・ジャクソン、ジョセフ・ロウエリー、クウェイズィ・ミフメらは企業内の人種問題から南軍兵の旗問題へと飛び回り、目立つメディア好みの不当な逮捕や留置ばかりに目を向けていつまでも固執している。

刑事司法組織において不平等は間違いなく存在する。
例えば1999年のテキサスでのドラッグ関連逮捕を思い出して欲しい。
約40人もの市民(殆どが黒人)が確証されないたった1人の刑事の証言によって逮捕された事件だ。
市民権組織やメディアからの圧力により州の捜査団体がやっと刑事の信頼性の無を認め、昨年殆どの有罪判決は取り消された。

また、ある意味ドラッグ戦争が黒人男性の逮捕率の増加に加担していると説明出来る。
過去の研究によりいくら黒人と白人の同等のドラック使用が証明されていても、黒人の方がドラック関連で逮捕され留置される確率が断然に高い。
「異常というべきの量でドラッグの使用と売り買いによって黒人男性は逮捕拘留されている。」
刑事司法専門家マイケル・トンリーは断言する。

だが問題は単純なBigotryだけではない。
ブラックアメリカの最悪の秘密は黒人内の殺人率なのだ。
2002年、容疑者が確認された殺人事件のうち40%は黒人男性が犯人を占める確率が高い。その上に、国内の全殺人事件被害者の40%もまた黒人男性が占める。
(黒人男性はお互いに最大の敵<脅し>である事を意味する)
この統計は総人口の6%以下を表すグループにとって想像を絶するものだ。

キング牧師のレガシーを受け継いで行く上で、黒人男性の兄弟殺しをストップし、若者達を刑務所から遠ざける事以上に重要なことが一体あるのだろうか??

********************

AJCから私の好きなコラムニスト、シンシア・タッカーのコラムを上に訳した。
彼女のコラムはサポーターも多いが、反対派も非常に多い。
何故なら彼女のコラムはリアルでデッドオンだからだ。
特に上のコラムは私の言いたい事を非常にDirectに示してくれている。
今現在のブラックリーダーに対しての不満は特に拍手を送りたいぐらいである。
ジェシー・ジャクソンをはじめ私にとって彼らの多くはフェイクであり、彼らの意見は時として大半の黒人社会の意見を無視したものである。
世の中に今もまかり通る不平等を暴き戦うことは勿論必要だ。しかし、それ以上に黒人社会そのものに課されたunfinished課題は山ほどある。

パブリックエネミーが昔唱えたようにThe Power That Beに対して戦うことも大事だが、時には戦うべきものが自分自身の中にあるのだという事にもまた気付いていかなくては、この先の我々のProsperityは無い。


sistah at 10:08│Comments(2)clip!独り言 

この記事へのコメント

1. Posted by nee_nah   April 30, 2004 05:09
いや〜、濃いね〜。アタシもさ、ジェシー・ジャクソンはちょっといただけないと思ってたんだよね。
アタシが住んでるところはブラックの人口が80%を占めるところだから、Sistahちゃんが言ってること、なんとなくわかる。ブラック同士が助け合っていないというか、非難の矛先を外に向けて、内の問題に気づいてないことがしばしばあるよ。
アイツもね、いつも「MLJもマルコムも今ごろ泣いてるよ」って言ってる。

がんばろ!!(←何に?って感じだけど、とにかくがんばろ!!)
2. Posted by Lil' Kiki   May 01, 2004 10:35
時には戦うべきものが自分自身の中にあるのだ・・・ほんとそうだよね。  
確かに黒人達はこの白人社会で計り知れないほどの苦労をしてきているけど、黒人社会のいけない所もあるもんね。私もこの点についてはいつか自分のHPで書いてみようと思っていたところ。

これはとても深い問題だけど、私達が生きているうちに、せめて私達の子供が生きているうちに改善される事を祈っているし、その為にもお互いこうやって情報や事実を世の中に伝えていこう!

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シスタ
アメリカ在住約15年のしすたといいます。
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