December 06, 2007

アパルトヘイトと中東情勢

世界中で虐待・抑圧される人々全ての平和が世界平和への鍵だ。
そんな意味でパレスチナ人の平和を願ってやまない。 
複雑に思える中東情勢、

最近もいくつか映画を見て絶望的な気持ちになったけれど、

下のスピーチを読んで少しだけ希望を感じられた。

アメリカ黒人には直接関係ないのかもしれないが、
今回はアフリカ黒人にとってのヒーローである
トゥトゥ大司教
のスピーチを一部載せたいと思う。
宗教や神については特に思い入れもなく、
どちらかというと白けた気持ちで見てしまうのが常だけれど、
このスピーチでの神についての描写は今まで聞いたどんなものよりも説得力がある。

Our God is not deaf. Our God has heard our cries.
Our God is not stupid. Our God knows our suffering.
Our God is not blind. God has seen and sees our pain and anguish.
And, yes, our God will come down and set us free.”
Yes, our God will come down to open the prison doors
and lead our leaders from prison and lead our leaders back from exile,
for we had learned from our Jewish tradition that God,
our God, is notoriously biased, forever taking the side of the weak,
the oppressed, the downtrodden, against the kings and the powerful oppressors.

<対訳>
神は耳が不自由ではない。神は我々の泣き声を聞いている。
神は愚かではない。神は我々の痛みを理解している。
神は決して盲目ではない。
神は今までも、そしてこれからも私達の苦痛も苦悶も見守っている。
そう、そして神は私達を救いに降りてくるだろう。
牢獄されたリーダーを自由にし、国外追放されたリーダーを呼び戻すのだ。
ユダヤの伝統的な教えで学んだ通り、神は偏見に満ちている。
王や権力者に反対し、神は弱き者、虐待を受ける者、
踏みつけられる者達の見方に永遠に立っているのだ。

この後、トゥトゥ大司教は南アフリカで彼が経験し戦ったアパルトヘイトと
現在のイスラエルによるパレスチナ人の扱いの類似を指摘する。
一人での多くのイスラエル国民が弱きものへの見方につき、
本来の神の教えに従ってくれるよう、彼の願いと祈りをこめた大司教のメッセージは
イスラエル擁護派のアメリカにとっても非常に重要だ。

また彼は自殺爆弾テロを無実の民間人に対し使うパレスチナ軍を批判し、
同等に、民間人に報復を与えるイスラエル軍をも批判している。

テロリズムは抑圧してなくなるものではない。
何故パレスチナ人が自分の命を犠牲にしても戦うのか。
テロは一部の過激派の行動と見て見ぬ振りをせず、
何故なのか?を平和的な解決のために考えなくてはいけないのではないだろうか。

2002年、17歳という若いパレスチナ人女性による自殺爆弾テロと
犠牲になった同じく17歳のイスラエル人の女性の顔がいつも浮かぶ。
(あのNewsweekのカバーは衝撃的だった。)

宗教深くなくてもこの世界が終わりに近づいている事は誰もが感じていることだろう。
中東情勢の未来は直接関わる国々だけでなく世界住民の一員である私達一人一人に責任がある。

LINK:Fmr. South African Archbishop Desmond Tutu: Israel Should Heed Lessons of Scripture―and Apartheid
LINK:To Die in Jerusalem

トゥトゥ大司教=南アフリカでネルソン・マンデラと共に反アパルトヘイト運動に貢献した大司教。ノーベル平和賞受賞者。

sistah at 08:28│Comments(0)clip!ニュース・記事 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
全記事リスト
Archives
Categories
Profile
シスタ
アメリカ在住約15年のしすたといいます。
読者登録
LINE読者登録QRコード